飲んだら乗るな!仮眠しても昨晩のアルコールは残る


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飲んだら乗るな!仮眠しても昨晩のアルコールは残るってホント?
飲んだら乗るな!仮眠しても昨晩のアルコールは残るってホント?
■忘年会シーズン到来!断れない宴会が増えてくる
年末まであと2か月を切り、忘年会やらクリスマス(飲むか?)やら年越しやらで、どうしてもアルコールと仲良くなる季節がそこまでやってきている。

そこで毎年問題になるのが「宴会後の帰宅手段」。

一杯飲んだらクルマに乗ってはダメなんだぞ、という啓発運動がここまでされているにもかかわらず、飲酒事故や摘発が後を絶たない。

なかには「なぜアナタが?」という社会的立場の人が逮捕されて周囲をビックリさせることもある。

残念なことに、酒というものは単なる食事とは違って「飲むと気が大きくなる」という言葉があるとおり、人の気持ちも変えてしまう代物。

慣れた自家用車なら自宅まで帰れる気がしてしまうんでしょうね。

さらに帰宅したからといって必ずしも安心できないのがアルコールの怖いところ。

いわゆる「酒が残る」とはどんな状態なのかについて、十分に知っておいてほしい。

■適度な飲酒とはどのくらいまで?
厚生労働省は、節度ある飲酒とは、純粋なアルコールの量に換算して1日20グラムまで、と示している。

これをさまざまなお酒に直してみると

・ビール 中瓶1本
・日本酒 1合
・ワイン グラス2杯

となり、意外とすぐに適量まで飲んでしまいそうなことがわかる。

中には乾杯と同時にこのくらいのグラスを空けてしまう酒豪もいるだろう。

そして道路交通法では、ちょうどこのくらいのお酒を摂取した人の呼気に含まれるアルコール=0.1〜0.2ミリグラムを検知した場合に、「酒気帯び運転」と定義している。(正確には0.15ミリグラム)

つまり普通は宴会が始まって乾杯したら、全ての参加者はクルマの運転をしてはいけない、ということだ。

よく「乾杯しか頂かなかったから2時間後には運転できる」とか「私は強いから酒が顔に出ない」という謎設定の人を見かけるが、とんでもない、帰りの検問に引っ掛かればみな一発でアウトなんである。

■一晩寝ればお酒も寝てくれるんじゃないの?
昭和の名人といわれた落語の師匠がよく枕で語っていた一節がありますが…。

「…それこそ若いうちは飲んでも3時間寝れば大丈夫だったんです。ところが歳をとってくると、飲んで寝るとお酒の方もいっしょに寝ちゃうンですね…」

つまりこれこそ「酒が朝まで残る」というあのいまいましい状況の話である。

師匠だけでなく、夜明け前に取り締まりで捕まる人の多くが「前日夜のアルコールがまだ残っていたため数値に出た」という事実をご存じだろうか。

たとえば前夜に先の適度な飲酒量の3倍(ビールなら中瓶3本)飲んだと仮定すると、普通の男性の場合、アルコールの分解には12時間が必要だという。

みなさんが宴会をいつ頃おいとまするかは知りませんが、夜9時に帰宅したって、翌日の始業時間にぎり間に合うかどうか。

午前さまなら翌日は仕事にならない(休日でも出かけるのは危ないよ)ってくらい、アルコールは体に残るものなのだ。

■こんな民間療法?はすべて迷信だ
よくお酒を飲む人は、まだ酒が抜けていないなと感じたら試す自己流調整法をひとつは持っていると思います。

でもその大多数は残念ながら「効き目なし」。

あれもこれも、結局アルコール抜けていないんです。

▼よく寝たから大丈夫
これはなぜ危険なのかお話ししたとおりです。

▼シャワーを浴びた、サウナに入ったから大丈夫
これも気分的にサッパリして少し頭が回るようになった程度で、アルコールが抜けきることはありません。

▼ウコン飲料を飲んでおいたから今朝は大丈夫
とくに最近活発になってきた「ウコン論争」。

ウコンは飲む前に摂取しておくと肝臓の働きをうんぬん…ということらしいのですが、これについては「その作用全体が解明されておらず、ひとくちにウコンが肝臓にいいとも言えない」というのが現在の専門家の意見のようです。

またウコンがアルコールに結びつく民族って、日本人くらいなものなんだとか。

海外では病気治療に関するウコンの話題がもっぱら。

アルコールが抜ける=あなたの体(とくに肝臓)ががんばっているということですから、やはりゆっくり時間をかけて分解してもらうという気持ちが大切です。

飲酒事故では大切なものをほんの一瞬で全て失います。

悔やんでも悔やみきれない心の傷が一生残ります。

被害者、加害者だけでなく、現在は「お酒を提供したお店」までが捜査、処罰の対象となりますので、くれぐれも飲んだら乗らないよう、お願いします。
【日時】2018年11月15日
【提供】YAZIUP
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